2004年09月28日掲載記事


其の3 「能海寛の得度と向学心」

1880(明治12)年10月、11才の秋、能海寛は「得度」のため、ひとり京都の東本願寺まで旅をしました。
 
 「得度(とくど)」とは、僧侶の資格を得ることです。
 「度」は「渡」と同じ意味で、もともとは、迷いのこの世から悟りの世界へ渡ること、もしくは「輪廻の流れを渡る」ことを意味したそうです。
 そのことから転じて剃髪して僧籍に入ることを指すようになった、といわれています。 
 それにしても、11才の少年が歩き、舟に乗って京都めざして旅する姿は、のちのチベット探検の折の青年僧の行動力を思い出させます。

Posted by Kaiho at 00:00 | Comments (0)

2004年09月09日掲載記事


其の2 「能海寛の恩師の留学と、ダライ・ラマの選考」

能海寛(のうみ・ゆたか)の少年時代と、当時のチベット情勢の話をしばらくします。あっちこっち、話題が飛んですぐには頭に入ってこないかもしれませんが、細かいことはどんどん忘れてしまってください。
 明治とは、そういう時代だったんだ、チベットって、案外日本と関わりがあったんだな、というようなことを、ぼんやりわかってもらえればそれでいい、と思います。

Posted by Kaiho at 00:00 | Comments (0)

2004年09月01日掲載記事


其の1「能海寛って、誰?」

 能海寛(のうみ・ゆたか)ふるさと100キロを走る、あるいはどんな大会なのか関心をお持ちのランナーの皆さんに、10月の大会に向けて能海寛について、少しでも理解を深めていただければ、と思い、海宝さんのHPを借りて短かい連載をはじめることにします。テーマは、旅、チベット、仏教、です。チベットは、ヒマラヤ山脈の北の広大なひろがりです。首都ラサは標高3600メートルと、ほぼ富士山の高さに近い。その地をめざして、百年以上も前、どうして日本の青年僧が動き出したのか。走る前、あるいは走りながらなんとなく考えていただけたら、と思います。

Posted by Kaiho at 00:00 | Comments (0)